1- *options.txt* For Vim バージョン 9.1. Last change: 2025 Nov 09
1+ *options.txt* For Vim バージョン 9.1. Last change: 2025 Nov 27
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44 VIM リファレンスマニュアル by Bram Moolenaar
@@ -1721,12 +1721,15 @@ Note 1番目の形式では、行全体がオプション指定に使われる
17211721 |file-searching| も参照。
17221722 既定値は環境変数 $CDPATH から取り込まれるが、カレントディレクトリを最
17231723 初に探すために "," が先頭に挿入される。
1724- $CDPATH から取り込まれたものが望ましくないときは、値を上書きするために、
1725- 次のコマンドを適当に修正し、ユーザーのファイル vimrc に加えること: >
1724+ $CDPATH から取り込まれたものが望ましくないときは、値を上書きするため
1725+ に、次のコマンドを適当に修正し、ユーザーのファイル vimrc に加えること:
1726+ >
17261727 :let &cdpath = ',' .. substitute(substitute($CDPATH, '[, ]', '\\\0', 'g'), ':', ',', 'g')
1727- < セキュリティ上の理由から、このオプションを |modeline| または |sandbox|
1728- 内で設定することはできない。('cdpath' の値の一部は、ファイル名を展開す
1729- るためにシェルに渡すことができる)。
1728+ < 環境変数は |:set_env| によって展開される。
1729+ このオプションは、セキュリティ上の理由により、|modeline| または
1730+ |sandbox| からは設定できない。
1731+ ('cdpath' の値の一部は、ファイル名を展開するためにシェルに渡すことがで
1732+ きる)。
17301733
17311734 *'cedit'*
17321735'cedit' 文字列 (Viの既定値: "", Vimの既定値: CTRL-F)
@@ -1894,10 +1897,10 @@ Note 1番目の形式では、行全体がオプション指定に使われる
18941897 "unnamed" も同時に指定した場合は、コピー操作 (削除、変
18951898 更、ペースト以外の操作) で、レジスタ '*' にもテキスト
18961899 がコピーされる。Wayland が使用されており、コンポジタが
1897- primary-selection-unstable-v1 プロトコルをサポートして
1898- いない場合、代わりに通常のセレクションが使用される。
1899- |+X11| または |+wayland_clipboard| 機能でのみ使用可能
1900- である。使用可能かどうかは以下で確認できる : >
1900+ プライマリ選択をサポートしていない場合は、代わりに通常
1901+ の選択が使用される。|+X11| または |+wayland_clipboard|
1902+ 機能でのみ使用可能である。使用可能かどうかは以下で確認
1903+ できる : >
19011904 if has('unnamedplus')
19021905<
19031906 *clipboard-autoselect*
@@ -2040,7 +2043,6 @@ Note 1番目の形式では、行全体がオプション指定に使われる
20402043 *'commentstring'* *'cms'* *E537*
20412044'commentstring' 'cms' 文字列 (既定では "/* %s */")
20422045 バッファについてローカル
2043- {|+folding| 機能付きでコンパイルされたときのみ有効}
20442046 コメント用のテンプレート (雛形)。値内の "%s" はコメントテキストに置き
20452047 換えられ、可能な限りスペースでパディングされるべきである。現在のとこ
20462048 ろ、折り畳み用のマーカーを追加するために使用されている。|fold-marker|
@@ -2256,11 +2258,14 @@ Note 1番目の形式では、行全体がオプション指定に使われる
22562258 *'completefuzzycollect'* *'cfc'*
22572259'completefuzzycollect' 'cfc' 文字列 (既定では空)
22582260 グローバル
2259- 特定の |ins-completion| モードでファジー収集を有効にする文字列のコンマ
2260- 区切りのリスト。補完中にマッチが収集される方法に影響する。指定された
2261- モードでは標準のプリフィックスベースのマッチングではなく、ファジーマッ
2262- チングを使用して補完候補が検索される。このオプションには以下の値を含め
2263- ることができる:
2261+ DEPRECATED: このオプションは現在は使用されていないため、変更しても効果
2262+ はない。
2263+ 'completeopt' に "fuzzy" が含まれている場合、Vim は内部的に次と同等の
2264+ ものを使用する:
2265+ "keyword,files,whole_line"
2266+
2267+ 以下の値は互換性のため、およびこのオプションを読み取る可能性のあるスク
2268+ リプトのために保持される:
22642269
22652270 keyword カレントファイル内のキーワード |i_CTRL-X_CTRL-N|
22662271 'complete' 内のフラグ "."、 |i_CTRL-N| |i_CTRL-P|
@@ -2271,10 +2276,6 @@ Note 1番目の形式では、行全体がオプション指定に使われる
22712276
22722277 whole_line 行全体 |i_CTRL-X_CTRL-L|
22732278
2274- 'completeopt' の "longest" オプション値を使用すると、ファジー収集は最
2275- 適なファジーマッチの中から最長の共通文字列を識別し、それを自動的に挿入
2276- できる。
2277-
22782279 *'completeitemalign'* *'cia'*
22792280'completeitemalign' 'cia' 文字列 (既定では "abbr,kind,menu")
22802281 グローバル
@@ -2299,11 +2300,7 @@ Note 1番目の形式では、行全体がオプション指定に使われる
22992300 fuzzy 補完候補に対して |fuzzy-matching| を有効にする。これによ
23002301 り、より柔軟で直感的なマッチングが可能になり、文字をスキッ
23012302 プしたり、正確なシーケンスが入力されていなくてもマッチを見
2302- つけることができる。Note: このオプションは候補リストの収集
2303- には影響しない。補完候補が代替リストからどのように削減され
2304- るかを制御するだけである。|fuzzy-matching| を使用して候補
2305- リストの代替をさらに収集する場合は、'completefuzzycollect'
2306- を参照。
2303+ つけることができる。
23072304
23082305 longest 候補の文字列の最長の共通部分だけを挿入する。メニューが表示
23092306 されているならばCTRL-Lでさらに文字を挿入することができる。
@@ -3099,6 +3096,7 @@ Note 1番目の形式では、行全体がオプション指定に使われる
30993096 ファイル名にコンマを含めるには、コンマの前に '\' を置くこと。コンマの
31003097 後ろの空白は無視されるが、それ以外の空白はファイル名の一部として扱われ
31013098 る。'\' の使い方については |option-backslash| を参照すること。
3099+ 環境変数は |:set_env| によって展開される。
31023100 このオプションは変数の辞書型|Dictionary|とは関係ない。
31033101 単語リストはどこで見つかるか?
31043102 - FreeBSDでは、"/usr/share/dict/words" というファイルがある。
@@ -5290,22 +5288,6 @@ Note 1番目の形式では、行全体がオプション指定に使われる
52905288 文字があるならば、補完される部分もみな大文字になる。
52915289 'noinfercase' にすると、マッチした単語がそのまま挿入される。
52925290
5293- *'isexpand'* *'ise'*
5294- 'isexpand' 'ise' 文字列 (既定では "")
5295- バッファについてローカル
5296- 挿入モードで補完する文字とパターンを定義する。|complete_match()| 関数
5297- で補完の開始位置を決定するために使用される。これはコンマ区切りのトリ
5298- ガーのリストである。各トリガーは以下のいずれかになる:
5299- - "." や "/" のような単一の文字
5300- - "->"、"/*" または "/**" のような文字のシーケンス
5301-
5302- Note: トリガー文字としてリテラルのコンマを追加するには、"\\," を使用す
5303- る。|option-backslash| を参照。
5304-
5305- 例: >
5306- set isexpand=.,->,/*,\\,
5307- <
5308-
53095291 *'insertmode'* *'im'* *'noinsertmode'* *'noim'*
53105292'insertmode' 'im' 切替 (既定ではオフ)
53115293 グローバル
@@ -6170,7 +6152,7 @@ Note 1番目の形式では、行全体がオプション指定に使われる
61706152 :set mkspellmem=900000,3000,800
61716153< 512 Mbyte より少ないメモリしか持っていないなら、'mkspellmem' がどんな
61726154 値であっても、ある言語に対しては |:mkspell|が失敗するかもしれない。
6173-
6155+ 環境変数は |:set_env| によって展開される。
61746156 セキュリティ上の理由から、このオプションを |modeline| または |sandbox|
61756157 内で設定することはできない。
61766158
@@ -6587,6 +6569,7 @@ Note 1番目の形式では、行全体がオプション指定に使われる
65876569 *'packpath'* *'pp'*
65886570'packpath' 'pp' 文字列 (既定では: 'runtimepath' を参照)
65896571 パッケージを見つけるために使われるディレクトリ。 |packages| を参照。
6572+ 環境変数は |:set_env| によって展開される。
65906573 セキュリティ上の理由から、このオプションを |modeline| または |sandbox|
65916574 内で設定することはできない。
65926575
@@ -7387,6 +7370,7 @@ Note 1番目の形式では、行全体がオプション指定に使われる
73877370 レクトリは、環境変数 $VIMRUNTIME の後に指定すればよい。
73887371 Vim が |--clean| 付きで開始される場合、ホームディレクトリのエントリは
73897372 含まれない。
7373+ 環境変数は |:set_env| によって展開される。
73907374 セキュリティ上の理由から、このオプションを |modeline| または |sandbox|
73917375 内で設定することはできない。
73927376
@@ -8221,6 +8205,7 @@ Note 1番目の形式では、行全体がオプション指定に使われる
82218205 加することもできる。しかしその場合、'spellfile' がそのファイル名に設定
82228206 されているときだけ使われる。'spelllang' のエントリに対しては地域名を省
82238207 いたファイルだけが使われる。
8208+ 環境変数は |:set_env| によって展開される。
82248209 セキュリティ上の理由から、このオプションを |modeline| または |sandbox|
82258210 内で設定することはできない。
82268211
@@ -8338,7 +8323,7 @@ Note 1番目の形式では、行全体がオプション指定に使われる
83388323 "best", "double", "fast" は、どれか1つだけ指定できる。他のものはどんな
83398324 順序で何回指定してもよい。例: >
83408325 :set sps=file:~/.vim/sugg,best,expr:MySuggest()
8341- <
8326+ < 環境変数は |:set_env| によって展開される。
83428327 セキュリティ上の理由から、このオプションを |modeline| または |sandbox|
83438328 内で設定することはできない。
83448329
@@ -9191,8 +9176,10 @@ Note 1番目の形式では、行全体がオプション指定に使われる
91919176 値に空白や '\' を含める方法については、|option-backslash| を参照。リス
91929177 トにディレクトリを追加または削除する場合は |:set+=| および |:set-=| を
91939178 使うのがよい。こうすると将来のバージョンで異なった既定値が使われるよう
9194- になったときに、問題が起きるのを防げる。セキュリティ上の理由から、バッ
9195- ククォート (`) をこのオプションの値に使うことはできない。
9179+ になったときに、問題が起きるのを防げる。
9180+ 環境変数は |:set_env| によって展開される。
9181+ セキュリティ上の理由から、バッククォート (`) をこのオプションの値に使
9182+ うことはできない。
91969183
91979184 *'thesaurusfunc'* *'tsrfu'*
91989185'thesaurusfunc' 'tsrfu' 文字列 (既定では空)
@@ -9526,6 +9513,7 @@ Note 1番目の形式では、行全体がオプション指定に使われる
95269513'ttytype' 'tty' 文字列 (既定値は $TERM によって決まる)
95279514 グローバル
95289515 上記のオプション 'term' の別名。
9516+ 環境変数は |:set_env| によって展開される。
95299517
95309518 *'undodir'* *'udir'*
95319519'undodir' 'udir' 文字列 (既定値は ".")
@@ -9544,6 +9532,7 @@ Note 1番目の形式では、行全体がオプション指定に使われる
95449532 に見つかったファイルが使用される。見つかったファイルが読めなかったりエ
95459533 ラーが発生したりしても、それ以降のエントリは使用されない。
95469534 |undo-persistence| 参照。
9535+ 環境変数は |:set_env| によって展開される。
95479536 セキュリティ上の理由から、このオプションを |modeline| または |sandbox|
95489537 内で設定することはできない。
95499538
@@ -9695,6 +9684,7 @@ Note 1番目の形式では、行全体がオプション指定に使われる
96959684 'verbosefile' を新しい値に設定すると、最初に空に設定したのと同じことに
96969685 なる。|:redir|との違いは、'verbosefile' が設定されているとき冗長なメッ
96979686 セージは画面に表示されないことである。
9687+ 環境変数は |:set_env| によって展開される。
96989688 セキュリティ上の理由から、このオプションを |modeline| または |sandbox|
96999689 内で設定することはできない。
97009690
@@ -9708,6 +9698,7 @@ Note 1番目の形式では、行全体がオプション指定に使われる
97089698 {|+mksession| 機能付きでコンパイルされたときのみ有効}
97099699 コマンド |:mkview| によるファイルを格納するディレクトリの名前。
97109700 $XDG_CONFIG_HOME については、|xdg-base-dir| を参照。
9701+ 環境変数は |:set_env| によって展開される。
97119702 セキュリティ上の理由から、このオプションを |modeline| または |sandbox|
97129703 内で設定することはできない。
97139704
@@ -9855,6 +9846,7 @@ Note 1番目の形式では、行全体がオプション指定に使われる
98559846 "NONE" のとき、viminfo の読み込みも書き込みもされない。
98569847 このオプションはコマンドラインの |-i| フラグで設定することができる。
98579848 コマンドラインからの |--clean| フラグはこれを "NONE" に設定する。
9849+ 環境変数は |:set_env| によって展開される。
98589850 セキュリティ上の理由から、このオプションを |modeline| または |sandbox|
98599851 内で設定することはできない。
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